山菜の天ぷらがおいしい季節|春に揚げたい五つの山菜と、塩で食べる理由
文:馬刺しと天ぷら 和ダイニング 茉莉

山菜の天ぷらには、食べられる季節があります。春、それもごく短い間。この記事では、山菜の天ぷらがおいしい時期と、春に揚げたい五つの山菜、そして当店が「まずは塩で」とお伝えしている理由をまとめます。
山菜の天ぷらは、春のもの
山菜は、雪解けのあとに芽吹く若い芽や葉を食べる野草です。芽が伸びて固くなる前の、やわらかい時期だけが食べ頃。だから山菜の天ぷらは、春から初夏にかけての限られた季節の料理です。
津駅東口から徒歩約2分の和ダイニング 茉莉でも、山菜の天ぷら五種盛り(1,540円・税込)とタラの芽の天ぷらは春季限定です。夏以降は、きのこや野菜、魚介の天ぷらが中心になります。
春に揚げたい、五つの山菜
山菜は種類によって香りも苦みも違います。当店で春にご用意することの多い五種を、特徴とともに。
タラの芽
山菜の天ぷらといえば、まずこれ。ほのかな苦みと、もっちりした食感。衣の中で蒸されることで、香りが閉じ込められます。
コシアブラ
タラの芽と並ぶ人気の山菜です。葉が開きかけた芽を揚げると、独特の爽やかな香りが立ちます。タラの芽より軽やかな味わい。
こごみ
くるりと巻いた若芽。苦みやアクがほとんどなく、山菜が苦手な方でも食べやすい一つです。天ぷらにすると、ほのかな甘みと歯ざわりが残ります。
山ウド
香りの強い山菜。穂先や若い茎を揚げると、苦みがやわらいで甘みが出ます。当店ではうどの白醤油漬け・たまり漬け(各380円)も一品としてご用意しています。
行者ニンニク
その名の通り、にんにくに似た香りを持つ山菜。揚げると香りが丸くなり、衣の中でとろりとします。行者ニンニクの醤油漬け(480円)も春の一品です。
単品の天ぷらはいずれも450〜480円(税込)。詳しくは天ぷらのことのページで、四季の素材とあわせてご覧いただけます。
まずは塩で食べる理由
天つゆもおいしいのですが、山菜の天ぷらは塩で食べると、香りと苦みがはっきり分かります。
天つゆは衣に染み込んで、出汁の味が前に出ます。塩は衣の表面にとどまるので、噛んだ瞬間に山菜そのものの香りが立ちます。特にタラの芽やコシアブラのように香りが主役の山菜は、最初の一口を塩で。二口目以降は、天つゆに大根おろしを加えて味を変えるのも良い流れです。
合わせる酒
山菜のほろ苦さには、すっきりした日本酒が合います。当店では宮の雪(三重・ひや生貯蔵酒、300ml 1,100円)や、半蔵(三重・特別純米酒、グラス490円)を。冷たい酒で苦みを流して、次の一口へ。ハイボールや翠ジンソーダ(600円)もさっぱりと受け止めてくれます。お飲みもののページに、三重の地酒を中心にまとめています。
まとめ
- 山菜の天ぷらは春季限定。芽がやわらかい短い間だけの料理
- タラの芽、コシアブラ、こごみ、山ウド、行者ニンニクで、香りと苦みの違いを
- 最初の一口は塩で、山菜そのものの香りを
春の入荷状況や、その日にある山菜は、店内でお尋ねください。Instagram(@matsuri_wa_dining)でも、季節の料理や当月の店休日をお知らせしています。

